* 「……てことで葵、ごめん! 今日は一緒に帰れない」 「あははっ、いいよ! ふたりでデートなんでしょ? 応援してるっ」 「………」 デートという言葉に、私が葵を睨みつけると、彼女は高らかに笑った。 ひとのことをからかう前に、自分の恋をもっとよく見てほしい。だって、見てみればそこには、両想いが待ってるはずだから───。