ねえ。


どんな話でも聞くし、バカになんてしないし、カッコ悪いとも思わないから、たまには私を頼ってね。



明日はどんな話をしようか。


きみの好きなところを語る?


デートの予定を立てる?


未来図を描く?



……ううん、予定なんて要らないよ。



いつでもどんなときでも、そばにいて。


それで私の話を聞いて。


誰より先に駆けつけてくれる、私のヒーローでいてね。



だって、きみの蜂蜜色の髪を見たら、すぐに───路惟くんだってわかるから。




【蜂蜜色のヒーロー。】



FIN.:*°.◦*。*