「ワカはワカらしく頑張ってね」


「おう、志望届け出すし、自分のできることやっとかねぇととってもらえないからな」



そう話すワカはとても輝いていた気がする。



「あ!俺、正式にE社決まったよ!」



良基がワカとは反対側の隣に座る。



「やったじゃん!」


「よかったな。良基」



ワカと良基がグータッチをしてる。



「そうだ、お前の幼ななじみの大学T大だよな?」


「うん。明日からこっちくるみたいだよ」


「そっかー、すげぇじゃん」



星那の大学が札幌で地元で優勝してて全国大会が明日からある。



「見に行かねぇの?」


「星那の試合平日なんだよー」


「勝ち残ったらだな」



去年の夏にキャンプで北海道に行った時
〝来年、神宮大会行くから〟なんて言ってたけど
本当に来ちゃうなんてさすが星那。
あの人は本当に有言実行しちゃう男だ。、

そういうところが大好きだったんだけどね。