「すいません… いきなり審判なんて頼んじゃって」 そう、土田さんがここにいる訳は 私が昨日審判を頼んだ人が土田さんだから。 土田さんはおじいちゃんと腕を張るぐらい霊力があるんだ。 だからもし何かあったらすぐに 止めてもらえるように頼んだんだ 「なに、気にしなくていいんだよ、 それにうちの息子も少し心配だしね」 そう言って困ったように 眉を下げる土田さん その心配そうな顔は本当の親のようで… すごく拓海を大切にしてるんだなって 痛いほどに伝わってくる。