「この目ではっきりと見た訳やないし、 まだ確証がある訳やないけど、 俺の勘あってたらあの忍… …葵のこと見てたで」 ─────ドクッ 心臓がうるさく音を立てる 「なんでだ…」 「それがわかったら俺も悩んでへん… まだ葵は気づいてないみたいやし、とりあえず俺たちが葵のそばにいて警戒しとこう。 このことはまだ葵には秘密やで」 「あぁ分かった」 「ほな、また明日」 そう言って電話を切った