「葵殿。一つ忠告だ。 最近この辺りに忍(シノビ)がうろついていると仲間の妖達が言っていた。 今は何も起きていないが少し嫌な感じがする。またわかったことがあれば報告するが気をつけておいたほうがいい」 そう言い残し、金狐はトコトコと歩いて 消えていった 「忍…?」 舜が驚いた顔でそう言った 忍って言うのは情報を集めたり、 契約した主人を護ったりする道のプロのこと。 でも一般の家庭では忍の存在すら知らないし 忍との契約なんて出来ないはず…