少し悩んだ金狐は 「よしわかった。葵殿のためだ。 お前の使い魔になってやる。 だが忘れるなよ。あくまで俺は俺だ。 お前の指図なんか受けんからな」 きっぱりと拓海の目を見てそう言う金狐 金狐…私達のために… きっと使い魔になるって事は 使い手を主人として共に戦っていく事で、 妖界の国王様が人の手下に着くなんてきっと 考えられない事なんだろう いくら金狐でも 少し申し訳ない気持ちになってしまった でも…今はその方法しかないんだ… 「ごめんね金狐。私達のために…」 私は金狐を見てそう言う