「あぁそう言えば…」 と真剣な顔になりながら話す金狐 「ん?どうしたの?金狐?」 私達は金狐を見る 「もうすぐ北海道に行くんだろ?」 「うんうん。行くで! でもそれがどうかしたんか?」 北海道という言葉に拓海が食いつく 「あそこは危険だ。やめておけ」 危険…? どういう事だろ? 「なにが危険なんだ?」 舜がそう聞くと 「北海道は雪女達の縄張りだ。 テントを張って寝るとなれば確実に襲って来るぞ」