「今は九尾の姿だ。金狐はやめろ」 でかい体に綺麗な青い目。 いつもはチビでちんちくりんなのに九尾の姿になると逆らえないその貫禄はやはり国王であることが実感させられる 九尾が何かボソボソと唱えると今まで城を囲んでいた火が一瞬にして全て消えた 「な…なぜ…あなたのようなお方が…」 さっきの威勢はどこに行ったのやら狸はシュンと体を縮めて控えめに声を発した