俺と狸は声のする方を見た 「っあなたは!!!」 狸がその人物を見た瞬間、 目を見開き体が固まるのが分かった やっと来たか 「おせぇよ金狐」 そう、俺たちの目の前に現れたのは 妖界現国王、九尾こと金狐だった 俺は安心と同時に葵に傷がついていないかを確かめた よかった…葵は大丈夫みたいだ 一方で俺の腕から流れている血は止まらない