俺は一目散に一ノ瀬葵の元に向かい 牢屋から引きずり出して璃玖様の元へと 連れて行った 女は目を見開き固まっていた 何も説明していないから きっとこの状況についてこれていないのだろう 俺は傷を治せとだけ伝えた 女はおとなしく言うことを聞いて 璃玖様に近づき呪文を唱えていた すると璃玖様の体が光に包まれ 深い傷がみるみるうちに塞がっていった