正直、座っているのはしんどい 今すぐ横になりたいけど 怪しまれちゃだめだから我慢する 「名前は?」 「あおい…よ、あなたは?」 「璃玖(リク)だ」 あぁやっぱりこの人は 昨日の大傷を負っていた狐さんなんだね その瞬間視界がグラッと傾いたが ギリギリのところで私は堪える 「うっ…」 吐き気が襲ってくる まずい…このままじゃバレちゃう