「すぐに一ノ瀬と高田の家に連絡を入れよう。俺たちはすぐに東京に帰るぞ」





俺は静かにそう言った




ここで嘆いていても始まらない。





今の俺たちにできるのは葵を全力で探すことだけだ




「あぁ、すぐに伝令の式を飛ばす。
今からやと飛行機ももうあらへん。
大蛇の背中乗って帰るで!」






拓海はそう言って大蛇を呼び出し、
一ノ瀬と高田の元へ伝令の式を飛ばした