「はぁはぁ…はぁ」




俺たちは葵の定位置の場所に着いた





でも…もうそこに葵の姿はなかった




「どこや!葵!」




拓海が大声を出す




でも葵の声が返ってくることはなかった




なぁどこにいるんだよ葵…




「おい舜…これ…」





そう言って拓海の目線の先には…





「…っ葵の…だ…」




俺が葵にあげたブレスレットが落ちていた