「それで…何があったんや」




真剣な顔をした拓海がそう聞いてきた




「対、妖用の結界を6つも張って
ぶっ倒れたんだ」




俺がそう言うと
拓海は目を見開いたまま固まってしまった




「うそやろ…?あれを6つも…?」




信じられないと言う顔をする拓海




俺も初めは驚いたよ…





「あぁ俺が見つけた時にはすでに
6つ張り終わっていてフラフラしていた」




俺は少し下を向いた