「しゅ…ん…」



はぁはぁと
肩で息をしながら私はそう言う




「お前バカか。
どうして1人で動いた」




あ…舜が怒ってる…




「ごめ…な…さい」




「よくあんな結界6つも張ったな…
普通なら命落としてるぞ」




「で…も…はぁはぁ…」





「もういい喋るな。
1組から3組は俺が張っておいた。
気づくのが遅くて悪かったな…」




そう言うと優しく私の頭を撫でてくれる




舜の手…気持ちいな…




そう思いながら私は意識を手放した