秘密の陰陽師 【参】

その途端、少しきつかった身体が
すごく軽くなった




「あはは…半分の霊力であそこまでするんだから本当にびっくりしたよ…普通の陰陽師なら結界を張るので精一杯ぐらいなのにね…」





眉を下げながらそう言う土田さん





「私なんてまだまだですよ」





私は少し笑ってそう言った





「父さんー!始めるで〜」




道場の真ん中から拓海の声がかかる





「はいよー」





そう言って拓海と舜の元へ歩いて行く土田さん