「全然平気! 油断していた私が悪いからね」 私が笑ってそう言うと 「癒傷」 舜が印を組み、そう唱えて 私と傷の手当てをしてくれた 「よかったのに…」 「もし傷が残ったらどうする? お前は女なんだからそう言うの気にしろよな」 呆れたようにそう言う舜 腕の傷がみるみるうちに塞がっていく 舜の霊力が身体に入ってくるのがわかる 暖かくて優しい霊力。