「いいよ。気にしないで。事務処理っていってもここに寄るのは癒しみたいなもんだから」



俺はテーブルの上に置かれたコーヒーをすする。



「…癒し？」


「うん。張り詰めた空気からの開放感かな？」



商談はっやぱり相手企業との関係があるし。
慣れている企業でも気を張らないとならない。


結構疲れる。



「なんかすごいですね。仕事できそう」


「なにそれ。別に普通だよ」



彼女の言葉が面白くて笑う。



「仕事できる人ってカッコイイじゃないですか」



彼女から発せられる言葉に顔が赤くなる。

普段ならこんなこちわれても
なんとも思わないのに。


彼女だと調子が狂うな。

こうこれは完全にアウトなやつだ。