▽ 由惟に声をかけても、メッセージを送っても無視されてしまうようになって、ただなんとなく、寂しかった。 こんなこと、生まれて初めてだし、今日の由惟はぼーっと、窓の景色を見ているくらいで。 「なんか、悪いこと言ったかな……」 「怒ってるっていうより、拗ねてるんじゃないの?」 「え? 拗ねてる?」 親友のユカが、わたしの視線の先にいる由惟を見ながらぽつりと、そんなことを言った。 「なんていうか、ヤキモチ?」 「なんでヤキモチ?」 「それは本人に聞きなよ」 「ええー……」