【完】お前のこと、好きすぎてやばい。






それが一番の理由かもしれない。


斗樹に奢ってもらったら絶対あとから倍の料金を要求されそうなんだもん。



「なんだよ、それ。
さすがの俺でも女には金払わせねぇよ」



私がこんなこと言ったから怒っているのか眉間にシワを寄せている。



「中一のとき、誕プレ貰ったら

あとからお金請求されたんだけど」



あんたには前科があるのよ。



誕生日の日に珍しくプレゼントをくれて柄にもなく喜んでいたら、あとからお金を請求されたのだ。



ありえなくない?
それじゃあ、誕プレの意味無いじゃん。



くれたのだって、UFOキャッチャーで取った小さなクマのぬいぐるみのキーホルダーだし。



そんなの別に好きじゃないけど、私にくれたことが嬉しくてその時から今までずっとスクバにつけている。



なんか、もう今ではお守りみたいな感じ。



おかげでクマのぬいぐるみのキーホルダーはかなりボロボロになりつつある。



それでも愛着があるからなかなか外せない。