「あ、あんたならしそうだし……」
斗樹にイタズラとか昔はよくされてたからその名残で今もしそうじゃん。
思考もバカでまだまだ子供なんだから。
「はぁ?
お前、俺のことなんだと思ってんの?」
「え、バカで子供でとにかく意地悪、ガキ大将。あっ、あとはプレイボーイ」
何も気に留めることなくスッと出てきた言葉たち。
その言葉たちをよく思わなかったのか斗樹の顔がだんだん険しくなっていく。
「お前ってやつは本気で容赦なく言うよな。そりゃあ、モテねぇわ」
「うるさい、バカ」
モテないなんてモテるあんたに言われるのが一番腹立つんですけど。
バカなくせに……口だけは達者なんだから。
「そんな可哀想なお前に今日は
このモテ男の斗樹様が奢ってやるよ」
「別に奢ってもらわなくてもいい」
そんな上から言われて、素直に「うん、ありがとう」と言えるほど私は素直じゃない。
「ちょ…!即答でそれはねえだろ。」
即答でそう返した私に対して少し困惑しているような斗樹。
理由はもう一つある。
それは……
「だって、斗樹に奢ってもらったら後々が怖いもん」



