「そんなの私は知らないし、
勝手に無駄にすればいいじゃん。」
きっと、他の女の子はこんなシュチュエーションや斗樹の言葉に胸を高鳴らせたり、頬が緩んだりするんだろうけど…
あいにく、私は全くそんなことはなく至って冷静。
斗樹に心をかき乱されるなんてたまったもんじゃない。
まあ、そんなこと一生ありえないけど。
だって、斗樹は私のタイプじゃないし、斗樹だって私のこと『好き』だなんて言っているけど斗樹のタイプの女の子に私は1ミリも当てはまってはいないから。
「お前は分かってねぇな。
ただでさえ、こっちはこの前ので
一緒に登校する時間削られてんだからな」
呆れたように私の腕を掴んでない方の手で髪の毛をクシャりと掴みながら言う。
そんなの…
────…自分が変な賭けするからじゃん。
そう言いたいのに斗樹は私のために勝負を投げ出してくれたからそんなこと言える立場じゃないのが分かってるから言えない。
「私といてもつまんないよ」
こんなに冷めてるし、斗樹はきっと幼なじみだから構ってくれるだけで私みたいに女の子らしくない子といてもストレスになるだけ。
「それはお前が決めるんじゃないだろ。
一緒にいてつまんないとかなんて俺が決めんの」
ダメだ。
斗樹がここまで言い出したら絶対意見を曲げない。
仕方ない……お金取りに行って一緒にご飯を食べに行ってあげるとするか。
この前はお世話になったことだし。
お礼と思えば、なんとも無い…と思う。



