アイツ…どんなに私からの返信待ってんだか。



斗樹から返信が来るのを待っていても、既読マークがついたままで返信はない。



え…?まさか既読無視?



既読無視されてないか確認するためにテキトーなスタンプを送ってみる。



すると、やっぱり既読マークはすぐにはつかなくて既読無視されているのだと確定した。



そっちから送ってきたくせに既読無視とかマジでウザイし、ムカつく。



ジワジワと腹が立ってきた私はスマホを机の上に放置してベッドにドスッ!とダイブするとギシッとスプリングが軋む。



斗樹のことを考えないでおこう、も思っても何故か頭からあの日の真剣な表情だった斗樹のことが頭の中を支配して離れない。



あー、もうなんで!?
私はほかのこと考えたいのに!!



ほんとに今回ばかりは行かないし。
一人でずっと待ってるなんて俺様な斗樹がするわけないじゃない。