「そうだな。
お前みたいなツンデレちゃんは俺にしかお世話できないもんな」
斗樹のその言葉にムカついて、鋭く睨みつけるけど斗樹は愉快に笑っている。
「つーか、俺言っただろ?
お前に絶対いつか「好き」って言わせてやるって」
得意げに笑いながら言った斗樹に私の鼓動は素直に反応して、早鐘を打ち始めた。
「う、うるさい……」
「ハハッ。照れんなって」
短く笑って斗樹はそう言いながら私の頭を撫でる。
頭から伝わる彼の手のひらの体温が、全てが私の体温を上昇させて顔が熱を帯びていくのが分かる。
だけど、そのすぐあとに頭にポンっと浮かんできたことに対して私の心はドクドクと嫌な音を立て始めた。
「そういえば……坂口さんは?もう別れたの?」
付き合って時間も経ってないのにこんなこと聞くのはあれだけど…坂口さんとの関係は…正直気になる。
もし、付き合っているなんて言われたら…斗樹の頬をビンタしてやるんだから。
「最初から付き合ってねぇよ。
ただ、デートしてくれって言われたからしたんだよ」
じゃあ、斗樹の彼女じゃなかったってこと…?
私はまた勘違いをしていたのか…。



