【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




遊園地の人は仕方ないと思ったのかそのままゴンドラに鍵をかけて、私たちを乗せてくれた。


いざ、二人きりになると何を話していいのか分からなくなる。
さっきまで頭にあった言葉や光景も一瞬にして真っ白になってしまって言葉が出てこない。


「こんなところまで何しにきたわけ?」


私は斗樹と向かい合うように座っている。
なかなか話を切り出せなかった私に斗樹は少し不機嫌そうな声で言った。


「なんでもいいじゃん。
ていうか、一人で観覧車乗るとか寂しすぎでしょ」


こんなこと言いたいわけじゃない。
素直に「斗樹のことが好き」だと伝えたいだけなのに。


だからこんなに必死になって遊園地内を走り回ったのに。


「うるせぇな。
わざわざそんなこと言いに来たのかよ」


違うよ…私はあの日の約束を叶えるために来たんだよ。


だから、ちゃんと告白する言葉もここに来る前に決めてあったのにそれがなかなか言葉にすることが出来ない。