「仕方ねぇから俺様のお嫁さんにしてやるよ」
「えっ!?チューは!?」
「俺様とチューするなんて十年早い。
そんなにチューしたいなら、十年後してやる」
「わかった!楽しみにしてるね!
とっくんのお嫁さんになれること!
約束だよ!?ほら、指切りげんまん!」
私が笑顔でそう言うととっくんも微笑み返してくれて指切りげんまんをした、その後、とっくんは私の手をギュッと優しく握った。
その時間が私にとって、とても幸せだった。
でも、観覧車を降りてすぐに先生に見つかってしまいこっぴどく二人とも怒られた。
そのときもとっくんは私の手をずっと離さなかったから全然苦じゃなかった。
でも、まさか自分の気持ちが変わるなんてこの時は思ってもなかった。
◇
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◇
「そうだった…私ずっと忘れてたけど…
斗樹のこと大好きだったんだ……」
思い出してもしばらく放心状態だった。
大切なこと忘れてる気がしていたのはこれだったんだ。



