【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




遊園地はそんなに大きな遊園地じゃなくて規模の小さい幼稚園の子が行っても楽しめるようなところ。


着いてすぐにとっくんと一緒にゾウさんの乗り物に乗ったり、アヒルさんのボートに乗ったりして楽しい時間を過ごしていた。



「なぁ、ミナ」


「なにぃ?」


「俺と一緒にアレに乗ろ」



とっくんが無邪気微笑んで小さな観覧車を指さして言った。



「でも、先生たちと一緒に行動しなきゃいけないって…」



迷子になるといけないからって先生たちとみんなで行動を共にしていてそれがお約束の一つだった。


なのに、とっくんはそれを破ろうとしている。



「ちょっとならバレないって」



まだ返事もしていないのにとっくんは乗る気満々で私の腕を掴んでそのまま観覧車まで連れていかれた。


観覧車は普通の遊園地みたいに巨大じゃなくて本当に小さなこじんまりとした観覧車。
だけど、それが幼稚園の私たちにとってはとても大きく見えた。