【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




「さすが南帆だね。毒舌〜!」


「炭谷くんと別れても
斗樹は戻ってこないのにね」


「でも、好きじゃない人のためにあんなことする?」


「それは私が幼なじみだからだよ」



私が幼なじみだからあんなに怒ってくれたんだ。
間違っても勘違いなんてしちゃいけない。


「そうかな〜?」


と、言ってくれている來未と一緒にそれぞれの教室の方まで戻った。


そして、教室に入り、一人でボーッとしながら斗樹の帰りを待っていると教室が一気にざわついたからそちらを見ると斗樹が真顔で立っていた。


行かなきゃ…!と思うのに
ほかの人が斗樹に群がるから行こうにも行けない。



「と、斗樹……」



斗樹が自分の席についたところを狙って話しかけた。


すると斗樹は視線をこちらには向けずにぶっきらぼうに「なんだよ」と言った。


こんなに斗樹に冷たくされたのは初めてで戸惑う気持ちを感じながらも何とか言葉を繋ぐ。

私を見る目も氷のように冷たくてドキリと心臓が嫌な音を立てた。