【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




「な、にやってるの……」


「てめぇ、ふざけんじゃねぇぞ。」



私の目に映ったのは息を荒らくした斗樹と床に尻もちをついている炭谷くん。


朝だから人は少ないもののかなりの騒ぎだ。



「いってぇな……なに?君は勝負に負けたんだ」



炭谷くんは頬を抑えながら斗樹のことを睨みつける。
この様子からみて斗樹が炭谷くんを殴ったんだ。


何やってるのよ……
だけど、斗樹の目はもう私たちのことなんて見えてないように思えた。



「ミナが泣いてた……南帆が泣いてたんだよ…このクソが!」



えっ……?
斗樹はそれが理由で炭谷くんを殴ったの?


私のために…昨日私が泣いていたから?



「それがなんだって言うんだ?」



炭谷くんは立ち上がりながらそういった。
ああ…これが炭谷くんの本性なんだ…


優しいと思っていたのは仮面を被っていたからで
その裏側はひどく遊び人で冷たい人なんだ。