【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




隠れなかった私は当然彼に見つかってしまった。
私を見つけた彼は目を丸くして驚いている。


そんな顔したいのは私の方だよ…。



「な、なんでお前…」


「それは…こっちのセリフなんですけど」



会話するのなんて久しぶりすぎて変な感じがする。
だけど、彼と話したくらいでどこかに行くような悲しみなんかじゃなくて、


なんか見慣れた整った彼の顔を見ると安堵の波が押し寄せてきて我慢していた涙が溢れ出てきてしまいそうになる。


様子のおかしい私に気づいたのか彼は一歩ずつ私に近寄ってくるから私も対抗して一歩ずつ後ろに下がる。



「なんで逃げるんだよ」


「そっちこそなんで近づいてくるのよ」



対抗も虚しく、あっという間に私は壁に追い詰められてしまった。


逃げ場がない…どうしたらいいの?
というか、彼はこんなことして何がしたいの?