「南帆ちゃん、今日の放課後デートしよう」
「うん!今日はどこに行く?」
「南帆ちゃんが好きなところでいいよ。
俺は南帆ちゃんといれるならどこで楽しいから」
「なっ…、もう炭谷くんってば…ズルいよ」
聞きたくもない話なのにどうしてこんなにアイツらの会話に敏感なんだろう。
聞いても切なくなって、胸が締め付けられるだけなのに。
こんな想いをしたってこの恋が叶うわけでもないのに…俺は本当にバカだ。
ミナに自分でも呆れてしまうほど惚れていて、もう自分ではどうすることも出来ない。
二人は付き合っているし、その付き合いも順調に進んでいて何よりミナは幸せそうで俺が入る隙なんてどこにもないことなんて二人を見ていればわかる。
視界にも入れたくないのに俺の視線は無意識のうちにミナを追ってしまっているから困る。



