【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




「嘘つき…」


「うるせぇよ。
ちょっとトイレ行ってくるから先生戻ってきたら先帰ってろ。俺は歩いて帰るから」


「あ、ちょっと…!」



それだけいうと、すぐにソファから立ち上がりトイレに向かって歩き出した斗樹。


服で涙を拭いているであろうその後ろ姿はとても弱々しくも思えるけど彼なりの優しさが滲み出ていた。


そういうのがズルいんだよ…
知らない間に私の心を半分奪っていくのはやめてよ。



「あら?白崎くんは?」


「トイレです。
あと、先に帰っていてほしいそうです」


「あの子帰れるのかしら?」


「多分大丈夫だと思います」


「そう。ならいいわ。」



先生の車に乗って学校まで帰る。


その間はずっと斗樹のことを考えていた。
きっと、今頃トイレで号泣しているんだろうなぁ…