【完】お前のこと、好きすぎてやばい。





「…ミナなら、しそうだな」


「だから、してたって言ってるじゃん」


「あ…そうだ。おめでとう」


「え?」



いきなり、お祝いの言葉を言ってきたから走りすぎて頭がおかしくなってしまったんじゃないか、と思ったけどその言葉の意味は斗樹の次の言葉で分かることになる。



「炭谷と……幸せになれよ。
まあ、ケンカしたらいつでも俺のところ来いよ」



そのときに思い出した。
斗樹も私同様、炭谷くんと勝負をしていたことを。


色々とありすぎて忘れていた。
結果は私を優先させたから斗樹の負けだ。


ということは私は斗樹の邪魔もなく、今日から晴れて炭谷くんの彼女になれるということ。


それがすごく嬉しいはずなのに…どうしてこんなに胸が苦しいんだろう。



「…あ、ありがとう」



一瞬、言葉を失ったけどそんなに優しく切なげに微笑まれるとこう言うしかなかった。


また私が斗樹を傷つけている。
どうしたら、笑ってくれるのかな?なんて私らしくないことを考える。