気づいたらそんな恥ずかしいことを言っていた。
これには斗樹も保健の先生も目を丸くして驚いていた。
私だってこんなこと言うつもりはなかった。
きっと、ケガして頭がおかしくなってしまっているんだ。
そういうことにしておこう。
「それなら仕方ないわね」
「ありがとうございます…!」
私の恥ずかしい言葉のおかげで斗樹もついてこれることになって、先生の車で病院まで行った。
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◇
「一週間は安静だけで済んでよかったわね」
「はい」
病院で手当してもらって、怪我を見てもらったら病院の先生が「一週間絶対安静だからね」と念押しをされて病室をあとにした。
「どうだった?」
「一週間絶対安静だそうです」
「そう…じゃあ、先生は親御さんに連絡してくるわね。あと、炭谷くんが榊原さんのこと心配して探してくれてたらしいよ」
先生はそれだけいうと公衆電話のほうへと向かって歩いていった。
私はしばらく放心状態だった。



