「おう。でも、ミナは負けろよ。
んで、俺に泣きついてこい。慰めてやるから」
「調子に乗らないで。ほら、帰るよ」
これ以上この場所に一緒にいるとまずいことになりそうだから自分から話を切って、話題を変えて家まで続く道のりを帰った。
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運命の持久走大会当日。
天気は私たちの味方をしてくれているらしく雲一つない快晴。
「南帆〜!大丈夫なの?」
「多分。でも今日までにできることはやったから」
あれからちゃんと毎日ランニングしたし…
それをあとはこの持久走大会に生かすだけ。
持久走大会は争うものじゃないことは分かっている。
完走できるか、それが一番大切なことなのだとは重々承知しているけど今回ばかりはそんなこと言ってられない。



