【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




「な、なんであんたがいるのよ…!」


「なんでって忘れもんだよ」


「あ、あっそ…!」



あー、私のバカバカッ。
こんなの動揺しまくっていることがもろに分かるじゃん。


さっきの恥ずかしいシーンを見られていたと思うと戸惑わずにはいられない。


普段はあんまり気持ちを行動に表すとかはしないタイプだから斗樹も珍しがっているだろうし。



「ん。てかなんの勝負してんの?」



自分の机の中を覗きながら私に声をかけてきた。
そのことは忘れろって…!と思いながらも聞かれてしまった以上、話さないわけにはいかない。


でも、なんて話せばいいの…?


クラスの女の子に斗樹の悪口を言われて腹が立ったから持久走大会でどっちが速いか勝負することになった…って言えばいいの?


いやいや、それは流石に理由が恥ずかしすぎて自分の口からじゃとてもじゃないけど言えない。