【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




とにかく…今日から夜にランニングしなきゃ。
炭谷くんと斗樹と絶縁なんてたまったもんじゃない。


炭谷くんはともかく正直斗樹と縁を切った生活なんて想像出来ないし…だっていつもそばにいたんだもん。


一番近くでお互いの成長を見てきたから
斗樹のいない日々なんてとてもじゃないけど思い浮かべられない。


つい最近までは斗樹の幼なじみなんてイヤだと思っていたのに


いつの間にか“そばにいてほしい存在”へと変わってきていることなんて私もバカじゃないから気づいている。


だけど、自分の本当の気持ちがわからないからどうすることも出来ない。


炭谷くんが好きなのか…それとも……



「あーっ、もう考えるのはやめた!
とにかく絶対に勝たなきゃ…!」



両ほっぺをペチン!と叩いて心のモヤモヤを振り払って自分に気合いを入れる。



「何に勝つんだよ」



聞き覚えのある声が近くから聞こえてきてドア付近に視線を向けたらそこには斗樹が呆れたように笑いながらこちらを見ていた。