「じゃあ、俺とミナもイチャイチャする?」
「だ、誰があんたなんかと……!」
意地を張って否定しているミナだけど明らかに動揺していて頬が赤く染まってきている。
あー、もうなに?
これ以上可愛くなってどうすんのかな?
マジで今のミナは誰にも見せたくないな。
俺だけが見ていていたい。
「あー、えっと…あたし消えるわ」
女が邪魔だということを察してくれたのか違うところに行った。
地味に気が利くんだな。
いたのも忘れてたし、名前も思い出せないけど……。
「んで、何の用?
ミナが俺のとこにくるなんて珍しいじゃん」
「こ、これあげる。
これで少しはそのバカな頭をどうにかすれば?!」
そう言って渡されたのはシャープペンシル。
相変わらず、ツンツンしてんなぁー…。