これがなかなかキツイ。
しかも、走りきってもらえる景品はノートと消しゴム
全然やる気出ねぇし。
むしろ、もう毎日のように文房具は見てるし勉強しましょうね、と圧を掛けられているようにしか感じられない。
「えー、てか斗樹ってばまた告白断ったんだって?」
コイツ、何回話を変えるんだよ。
お前と話してるぐらいならミナと話してぇよ、なんて思っていることは心の中だけに留めておく。
「わりぃかよ」
「なんで付き合わないわけ?」
「お前にいう必要ない」
別に俺が振ろうがなんだろうがこの女には関係ねぇし。
つーか、俺はもうミナしか好きになる気ねぇもん。
どんな美人から告られても答えは決まってNO。
正直、ミナに惚れすぎてて自分でも怖くなるくらい。