【完】お前のこと、好きすぎてやばい。





「なんなのよ…全く」



ぽつり、とこぼした私の呟きは誰の耳に届くことはなくガヤガヤとうるさい教室の声に消えていった。



まさか、この光景をアイツに見られているなんて私はこれっぽっちも思ってもいなかった。









「これ……マジ助かった」



昼休み、教室で一人でお弁当を食べていると目の前にぶっきらぼうに差し出されたのは英語のノート。



宿題の提出日は今日が最後で、私は早めに出していたから今日は必要なかった。


それを分かっていたのか中々返しにこなかった斗樹。



「ありがと。ちゃんと間に合ったの?」



いつの癖で普通に話しかけてしまう。


はあ…私は何自分から話題振ってんのよ。
自分に呆れながらも彼の話に耳を傾ける。



「おかげさまで。

というか……お前さっき何話してた?」



「は?」



珍しく、少し不安げな瞳で私を見つめている。


そんな目して、どうしちゃったわけ?