「ごちそうさまでした」
「俺も。ごちそうさま」
ちょうど同じタイミングぐらいに食べ終わった。
そして、ミナはすぐに空になった俺と自分の皿を重ねてシンクに持っていった。
「俺がやるよ。お前火傷してるんだし」
「え、いいよ。これぐらい平気」
「お前はすぐ無理するからダメ」
ミナの手からスポンジを奪い取ってシッシッとミナをソファの方へと追い払う。
すると、ミナは追い払われたことが気に食わないのか少し怒ったような顔をしてしぶしぶソファの方へ行った。
ミナは人に頼るのとかが苦手で人前でなんて滅多に泣かないやつだから、すぐに無理して熱とか出しちまうんだよ。
だから、俺がそばで見守っててやらないと。
今は……今だけは俺が見守っていても誰も何も言わないのだから。
たとえ、明日か数日後にミナが炭谷と彼女になってしまっても今は俺がひとりじめしても許される。



