【完】お前のこと、好きすぎてやばい。





「もう痛くないから大丈夫。冷めちゃう前に食べよ」



にっこりと笑って言うからまだ少し心配だったけど椅子に腰を下ろした。



「仕方ないからちょっとだけレタス分けてあげる」


「いいよ。お前のが減るだろ」


「いいって。斗樹のサラダ貧祖なんだもん」


「うるせぇよ」



ミナは自分の皿からレタスを少しだけとって俺の皿に乗せた。


そのおかげで少しだけ俺のサラダはボリュームが増した。



「さんきゅー」


「うん」



会話はたったそれだけ。
あとは黙々とお互いカレーをすくっては口に運ぶの動作を繰り返す。


スプーンと皿がぶつかる音が部屋にやけに大きく響く。


ちょっとぐらい会話があってもいいだろ…と思うけどミナは昔からそうだ。


飯を食うときは黙々と食べ進めるから話しかけても愛想のない返事しかかえってこない。


それが分かっているからわざとそんなに話しかけないでいる。