その時「松岡さ〜ん」と 廊下の方で声がした 「なに?」 「真白くんが呼んでる」 あまり喋ったことない男子が私に言う 「あ、ありがとう」 真白くんという単語を聞いただけでドキドキする私は重病なのかな そんなことを思いながらも 顔は冷静さを保つ 「…な、に」 久しぶりの会話に緊張を隠せ切れていない私 「いや、う〜んと」 前の真白くんとは違い 優しい感じの真白くん 「…」 「とりあえず、場所変えない?」 そう言って私の手首を掴む