全てを話終わったあと、先生は黙る。 「お前が、勇気を持って、あいつらのために生きたいって言うのなら、俺はそれにかけるまでだ。」 勇気を持って、狂歌のために生きたい・・・。 「先生・・・私、手術・・・受けます。」 これが私の答え。皆を無理矢理忘れることは出来ない。 手術を受けて、助かる保証はどこにもない。 でも・・・皆のために、勇気を持って。過去は死んで償えるわけじゃない。 生きて、償え。これが教えられたこと。 忘れてんじゃないよ、自分。 そして、私は海外に飛び立った。