「瑠璃。来て。」
「あ、はい。」
咲さんに手を引かれ、屋上に行く。
屋上には、歌桜の皆が全員いた。
「さて、説明してもらおうか?」
きっと、狂歌のことだろう。
「・・・ハイ。」
私は、狂歌の人たちの間に起きた出来事を全て話した。
歌桜は心のそこからは信用してないけど、少し信頼しているから。
「・・・そんなことが。」
「っ!辛かったね!大丈夫、俺らがいるよ。」
「っ・・・。大丈夫ですよ。あっちには、新しい姫がいる。だからきっと、大丈夫です。」
あえて、あいつらのことを話してあげた。
私は・・・、心配される必要なんかない。