すき、きらい、恋わずらい。



意外……だった。
まさか篁くんが、あんなことを言うなんて。

それに……。


「お兄ちゃん、また遊んでくれる?」

片付けを終えてから、一緒に外に出て。

お母さんに手を引かれたそらくんは、篁くんに向かってそう問いかけた。


「また今度会ったらな」

「ほんと!? 約束だよ!」

「遊びたいからって、わざとはぐれんなよ?」

「うんっ! ちゃんと手、繋いどくよ!」


ほら、と手を見せて、とびっきりの笑顔を見せるそらくん。

いつの間にこんなに仲良くなったんだろう……って、私が眠ってしまっていたときか。


「本当にありがとうございました」

そらくんのお母さんはもう一度深々と頭を下げて、歩き出そうとする。

「バイバイ!」と、そらくんは大きく手を振って。

「お姉ちゃんもバイバイ!」

若干ついでといった感じで声をかけられて、何だか負けたような気持ちになりながら、私も笑顔で手を振った。


初めは私の方が懐かれていたのに。

ていうか……。