すき、きらい、恋わずらい。


***


「顔色悪いけど大丈夫? 高宮さんってもしかして、絶叫系ダメだった?」

私の顔を覗き込んで、心配する声をかけてくれたのは、同じ班の瀬良(せら)さん。


テーマパークに到着してから、約一時間。

早速班ごとに別れて行動することになって、ジェットコースターに乗ったのはいいけれど、

「あ、いや……大丈夫。ちょっと乗り物酔いしちゃっただけ」

私はニコッと軽く微笑んで、返事した。


別に絶叫系の乗り物が苦手というわけじゃない。

ただ……寝不足だから。


行きのバスの中で少し寝れるかなと思っていたけれど、学級委員は先生の後ろの座席で。

今日の予定のチェックとか、色々と確認することがあって、とても眠る時間なんてなかった。

隣に座った影山くんと、意外と話しかけてくるし。


同じ班の男子達の後を追って歩きながら、込み上げる欠伸を噛み殺す。


ああ……やばい。
ほんと眠いし気持ち悪い。


「おっ、次はあれ乗ろうぜー!」

聞こえた声に、男子が指差した方を見る。


するとその先には……フリーフォール。