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「顔色悪いけど大丈夫? 高宮さんってもしかして、絶叫系ダメだった?」
私の顔を覗き込んで、心配する声をかけてくれたのは、同じ班の瀬良(せら)さん。
テーマパークに到着してから、約一時間。
早速班ごとに別れて行動することになって、ジェットコースターに乗ったのはいいけれど、
「あ、いや……大丈夫。ちょっと乗り物酔いしちゃっただけ」
私はニコッと軽く微笑んで、返事した。
別に絶叫系の乗り物が苦手というわけじゃない。
ただ……寝不足だから。
行きのバスの中で少し寝れるかなと思っていたけれど、学級委員は先生の後ろの座席で。
今日の予定のチェックとか、色々と確認することがあって、とても眠る時間なんてなかった。
隣に座った影山くんと、意外と話しかけてくるし。
同じ班の男子達の後を追って歩きながら、込み上げる欠伸を噛み殺す。
ああ……やばい。
ほんと眠いし気持ち悪い。
「おっ、次はあれ乗ろうぜー!」
聞こえた声に、男子が指差した方を見る。
するとその先には……フリーフォール。



