すき、きらい、恋わずらい。


「なるほどね、高宮さんらしいや。学級委員に立候補したのだって、天崎さんのためでしょ?」

「あ……うん」


影山くんの問いかけに頷きながら、よく見てるな……って、思う。

いや、あそこで手を挙げた私の行動が分かりやすかったのかもしれないけど。


「でもさ、篁くんカッコイイし、一緒にいたら高宮さんも好きになっちゃうんじゃない?」

そう言って手元のしおりを開いた影山くん。

見れば、そのページは自由行動などを共にするグループ表。

クラス替えをしたばかりということもあり、出席番号順に組むことになった。


……と、いうことは。

私は自動的に篁くんと一緒ということ。


「……やめて。それは絶対ないから」

「本当に?」

「ほんとに。私、あの手の男子が一番嫌いだから」


その中でも、篁くんが一番嫌い。


「私は影山くんみたいな人の方が素敵だと思うよ」


真面目で誠実そうな影山くんの方が、ずっとずっといい。

率直に思ったことを口にして、私はまたホッチキスでプリントをとめる。

……だけど、