すき、きらい、恋わずらい。



「篁くんの素敵なところ、いっぱい見つけちゃったから……」


意外と子供に優しかったり、私の様子を気にかけてくれていたり、分かりにくいくらい不器用に慰めてくれたり、バッサリ言いながら『がんばれ』って、背中を押してくれたり。

そして、今も……。

嫌われていないと知って、ホッとしてる可愛いところも。


「ずっと好きでいてなんて、重いことは言わない。だけど私のことを好きでいてくれる間は……そばにいて」


篁くんの瞳に映る私は、泣きそうな顔をしている。

今の私に出来る精一杯の告白。

篁くんにまで聞こえてしまっているくらい、胸の鼓動をドキドキさせ待っている……と、


「そんなの嫌だ」


はっきり言った篁くんに、私は「え……」と、声を漏らす。


まさかの返事に、動揺を隠せない。

だけど、そっか……。
私は少し勘違いをしていたのかもしれない。

そういえば、今は篁くんに好きって言われてないから。

昨日のことがあって、私のことなんてもう好きじゃなくなっているのかもしれない。


「ご、ごめんっ……」

込み上げてくる感情に、息をするのも苦しくなって、私は篁くんから逃げようとした。

だけど、